大西卓哉さんは、2025年に2度目の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在となり、
日本人3人目のISS船長を務める予定です。
ここまでいったいどのように学んできたのでしょうか?
この記事では、
大西卓哉の学歴がすごい!中学校から宇宙飛行士のエリートコース!
と題して、大西卓哉さんの超難関のエリート学歴と宇宙飛行士になるまでの道のりを解説します。
大西卓哉の学歴がエリートすぎ!

では大西卓哉さんの学歴を詳しくみていきましょう。
目黒区の小学校
大西卓哉さんは、1975年12月22日に東京都で生まれました。
小学校は東京都目黒区立宮前小学校です。
このエリアは東京と横浜のどちらにも行きやすい住宅地ですね。

幼少期から理科が好きで、小学生の時に見た映画「スター・ウォーズ」がきっかけで宇宙に興味を持ちました。
好奇心の強い少年らしくてステキなエピソードですね。
超名門!聖光学院中学校・高等学校
大西卓哉さんは中学受験をして、横浜の山手にある六年一貫の男子校、聖光学院中学校に入学しました。

この学校は「神奈川男子私立御三家」の一つ。
現在は偏差値73と非常に高く、東大合格者数が毎年トップクラスの超難関校です。
オイシックス社長の高島宏平さんやテレビ東京社長の石川一郎さんなど、卒業生もすごい方がいっぱいですね。
大西卓哉さんは、中学1年時には星の一生やブラックホールについて研究し、
高校では相対性理論に夢中になるなど、早くから宇宙への探究心を育んでいました。
聖光学院中学・高校時代の学びが宇宙飛行士につながっていきました。
東京大学工学部で航空宇宙を学ぶ
大西卓哉さんは、宇宙への関心を持ち続けて、1998年に東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業しました。
現在、この学科にはコースが2つあります。
- 航空宇宙システムコース:航空機やロケット、人工衛星などの宇宙機の機体について学ぶ
- 航空宇宙推進コース: 推進機器(エンジン)を学ぶ
大西卓哉さん自身は、大学時代、人力飛行機を製作するサークルに所属し、「鳥人間コンテスト」出場を目指すなど「飛ぶこと」への情熱を注いでいました。

宇宙飛行士を目指すきっかけになったのは、大学生の時に観た映画「アポロ13」だそうです。
当時は宇宙飛行士の募集がほとんどなかったため、まずはパイロットの道へ進みました。
大西卓哉の宇宙飛行士までの道のり

大学卒業後のあゆみ
大西卓哉さんは東大卒業後、全日本空輸株式会社(ANA)に入社し、ボーイング767型機の副操縦士として活躍しました。
パイロットとして充実した日々を送る中、偶然にも新聞で日本では10年ぶりとなる宇宙飛行士募集を見つけ応募を決意します。
963人が応募した狭き門を突破。
最終試験は「自分の特技で場を和ませる」という課題でした。
そこで、趣味のミュージカル鑑賞を活かし劇団四季の演目を一人二役で演じ、コミュニケーション能力の高さを評価されました。
2009年、JAXAに入社し宇宙飛行士候補者となり、2011年に正式に宇宙飛行士として認定されました。
大西さんは多趣味で、ダイビングや映画鑑賞、アルトサックス演奏も得意です。
超エリート学歴ですが、それだけではない幅の広さが、宇宙飛行士としてのキャリアにつながったのですね。

大西卓哉の宇宙飛行士としての活動と実績
2016年7月7日、ISS(国際宇宙ステーション)へ飛び立ち、約113日間滞在しました。
しかも日本人初のシグナス補給船のキャプチャや科学実験など重要な任務を遂行しました。
宇宙での生活では、当時6歳だった娘さんからお守りとして託された熊のぬいぐるみ(リラックマ)を持参。
そしていよいよ、2025年3月から2度目の宇宙飛行に臨みます。
ISSに滞在したことのある日本人についてはこちらの表をご覧ください。
宇宙飛行士名 | 初回ISS滞在時期 | 滞在日数 | 特記事項 |
---|---|---|---|
若田光一 | 2009年3月~7月 | 約138日 | 日本人初のISS船長(2014年)、通算滞在日数は日本人最長(504日以上) |
野口聡一 | 2009年12月~2010年6月 | 約163日 | 3回の宇宙飛行を経験、ソユーズ、スペースシャトル、クルードラゴンの全てに搭乗 |
古川聡 | 2011年6月~11月 | 約165日 | 医師出身の宇宙飛行士 |
星出彰彦 | 2012年7月~11月 | 約124日 | 日本人2人目のISS船長(2021年)、累計宇宙滞在日数は日本人2位 |
油井亀美也 | 2015年7月~12月 | 約142日 | 自衛隊出身の宇宙飛行士 |
大西卓哉 | 2016年7月~10月 | 約113日 | 元ANAパイロット、2025年に日本人3人目のISS船長予定 |
金井宣茂 | 2017年12月~2018年6月 | 約168日 | 医師・自衛隊出身、宇宙での身長が9cm伸びたことで話題に |
諏訪理 | 2023年8月~2024年2月 | 約157日 | クルードラゴンでの長期滞在 |
【まとめ】大西卓哉の学歴とキャリアから学ぶ成功の秘訣
大西さんの経歴からは、夢を諦めない決断力の大切さが伝わってきます。
「宇宙」と「飛ぶこと」への一貫した情熱、そして知識だけでなくチーム内での信頼関係を築くコミュニケーション能力の重要性も学べます。
目黒区立宮前小学校から聖光学院、東京大学と進み、全日空パイロットから宇宙飛行士へと転身した大西卓哉さん。
その輝かしい学歴と情熱的な性格が、夢への道を切り開きました。
2025年の2度目の宇宙飛行では、ISS船長としての活躍が期待されています。
Youtubeで生中継されます!