2027年大河ドラマ『逆賊の幕臣』の脚本を担当することが発表され、注目を集める安達奈緒子さん。
『おかえりモネ』や『きのう何食べた?』など数々のヒット作を生み出してきた実力派脚本家です。
一方で映画『先生の白い嘘』ではインティマシーコーディネーター問題が話題になりました。
この記事では、
安達奈緒子の経歴や家族構成は?大河への評判とインティマシー騒動は?
と題して、安達奈緒子さんの経歴や家族構成、作品の評価から最新の話題まで徹底解説します。
安達奈緒子の経歴

では安達奈緒子さんの経歴を見ていきましょう。
安達奈緒子さんは神奈川県出身、1972年生まれの脚本家です。
幼少期から物語を作ることに興味を持っていたという安達奈緒子さん。
大学は早稲田大学です。

大学時代は演劇研究会「早大劇研」に所属し、創作活動に励んでいました。
この演劇研究会からは映画監督の今村昌平さんや俳優の堺雅人さんなど、多くの著名人が輩出されています。
中学校や高校については公表されていないのですが、また分かりましたらこちらに追記しますね。
卒業後は脚本家を目指して日本脚本家連盟ライターズスクールに進み、68期生として学びました。
最初は、海外ドキュメンタリー番組の日本語字幕やナレーションを制作する会社で台本作りをしていました。
そのかたわらで、脚本コンクールに応募し続け、2003年に『僕らの未来に子供たちはイエスと言うか』で

第15回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞。
翌2004年、フジテレビのスペシャルドラマ『冬空に月は輝く』で脚本家としてデビューを果たしました。
デビューするまで10年くらいは下積み生活があったということでしょうか?
脚本家になる道はとても狭く険しいようです。
脚本家としてのデビュー後も辛い時期があったようで、次のセクションで解説します。
*同じく売れっ子脚本家の森下佳子さんの家族構成はこちらからどうぞ!
安達奈緒子の家族構成

では、安達奈緒子さんの家族構成について見ていきましょう。
安達奈緒子さんは結婚していて、お子さんもいます。
脚本家デビュー後、出産や育児のため一時期活動を休止していました。
夫や子供に関する詳細な情報は公開されていませんが、約6年間のブランクがあったことがわかっています。
家事と子育ての合間を縫ってコンテストへの応募を続けていたそうです。
「続けていればきっと花開く」
という希望と
「こんなことやってて何になる」

という孤独感の間で揺れたと語っています。
ですが、家族を大切にしながら脚本家としての夢を諦めなかったこの強い気持ちが、
安達奈緒子さんの数々の作品に深みを与えているのかもしれませんね。
安達奈緒子の代表ドラマ作品

安達奈緒子さんのドラマ作品について見ていきましょう。
評判の高いヒット作ばかりですね。
フジテレビ作品『大切なことはすべて君が教えてくれた』『失恋ショコラティエ』
育児での長いブランクを経て、安達奈緒子さんは、
2011年にフジテレビの月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で連続ドラマ初執筆を担当しました。
三浦春馬さんと 戸田恵梨香さんが熱演で話題なりました。
翌2012年には同じく月9ドラマ『リッチマン、プアウーマン』の全11話脚本を手がけ注目を集めました。

石原さとみさんがとっても可愛かったですよね!
その後も2014年には、石原さとみさん主演の『失恋ショコラティエ』の脚本も担当。
2017年には『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』の脚本を担当し、翌2018年の『劇場版コード・ブルー』でも脚本を手がけています。
山下智久さんがカッコよかったですよね。
続編を期待する声も多い作品です。
NHKドラマ作品『おかえりモネ』
安達奈緒子さんの作家性が特に光を浴びたのは、2018年に手がけたNHK総合『透明なゆりかご』でした。
この作品は第73回文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門大賞および第35回ATP賞テレビグランプリを受賞しています。
2021年にはNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の脚本を担当。

東日本大震災から10年という節目に放送された本作は、NHKの配信サービスで高視聴率を記録しました。
その他、NHKでは『海の見える理髪店』や『お別れホスピタル』なども手がけています。
テレビ東京では2019年に『きのう何食べた?』を担当し、この作品は第57回ギャラクシー賞マイベストTV賞第14回グランプリを受賞しました。
話題作を次々と手がける安達奈緒子作品のファンがとても多いのもうなずけます。
ごめん、題材やあらすじには正直全く惹かれないけど安達奈緒子というだけで観ないという選択肢がない 安達奈緒子への全幅の信頼
このように、安達奈緒子作品なら、テーマがなんであれ見るというファンの声が聞かれます。
大河ドラマ『逆賊の幕臣』の安達奈緒子脚本への期待

2027年放送予定の大河ドラマ『逆賊の幕臣』の脚本を安達奈緒子さんが担当することが発表され、大きな注目を集めています。
主演は俳優の松坂桃李さんで、幕末から明治維新にかけて活躍した小栗忠順を演じます。
安達奈緒子さんが大河ドラマ脚本家に決まったことについては、
- 「おかえりモネや透明なゆりかごの安達奈緒子さんなら期待できる」
- 「きのう何食べた?の脚本家さんが大河を書くのは楽しみ」
など、SNSでも好意的な反応が多く見られます。
松坂桃李さん主演、おかえりモネやきのう何食べた?の安達奈緒子さん脚本、楽しみな大河だなー 小栗忠順ってあまり知らないけど、青天を衝けで武田真司さんが演じてた人かしら?
人間関係の機微を描く安達奈緒子さんの繊細な筆致が、時代劇にどのように生かされるのか期待が高まっています。
*大河「逆賊の幕臣」の主役を演じる松坂桃李さんについてはこちらの記事をご覧ください。

『先生の白い嘘』インティマシー事件とは?

2024年7月に公開された映画『先生の白い嘘』では、安達奈緒子さんが脚本を担当しました。
この時、インティマシー・コーディネーター(性的なシーンを撮影する際に俳優をサポートする専門家)に関する問題が浮上しました。
安達奈緒子さんの脚本家としての仕事には直接関係ないと思われますが、Xでこのような投稿があります。
脚本家の安達奈緒子さんってドラマ『きのうなに食べた』の脚本の方?きっとこの作品でも素晴らしい仕事をしただろうに、どんなに昨日が素晴らしくても「監督はインティマシーコーディネーターを拒否した」って事実があるせいで心から作品を楽しめなくなってしまった。誰かの尊厳を無視して作品作るなよ

どういった騒動だったのでしょうか?
映画『先生の白い嘘』の撮影時に俳優側からインティマシー・コーディネーターの起用要望がありました。
それにも関わらず、製作側がそれを採用しなかったことが報じられ、SNSを中心に議論が巻き起こったのです。
初日舞台挨拶では原作者からのメッセージも読まれ、脚本家としての安達奈緒子さんへの言及もありました。
ですが、脚本家としての安達奈緒子さんの評価には影響していないようです。
2027年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」に向けて、安達奈緒子さんは忙しくなるのでしょうね。
楽しみに待ちたいと思います。
*2025年の大河「べらぼう」の脚本家・森下佳子さんの家族構成についてはこちらの記事をご覧ください。

