中田敦彦さんはチャンネル登録者数542万人を誇るYouTuberです。
2024年12月のTBS『報道の日2024』のMCに抜擢され地上波復帰と注目されました。
政治・経済から世界情勢まで幅広く解説する中田敦彦さんですが、
最近の兵庫県知事選を巡る動画に批判もあり、情報の正確性についての指摘も相次いでいます。
この記事では、
中田敦彦はデマだとの声?報道の日やYouTube大学に賛否両論!
と題して、約1年ぶりの地上波出演となるMC起用について、その背景と課題を探ります。
中田敦彦が『報道の日2024』のMC(司会)に!
中田敦彦さんが、地上波の「報道の日」のMC(司会)に抜擢された経緯を見ていきましょう。
「YouTube大学」での高い評判
中田敦彦さんは2019年からYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」を開設しました。
幅広いジャンルの解説動画がたいへんな人気を集めています。
慶應義塾大学出身という学歴と、お笑い芸人として磨いたプレゼン力を使って、
難しい内容をわかりやすく伝える手腕には定評があります。
TBSは12月29日放送の『報道の日2024』で中田敦彦さんをMCとして起用しました。
オールドメディアとニューメディアの架け橋
膳場貴子さん、井上貴博アナウンサーとともにMCを務める中田敦彦さんには、
としての役割が期待されていました。
総合プロデューサーは中田敦彦さんの起用について、こう語ってました。
「オールドメディアの一つであるテレビ報道が過去70年に残してきた功罪を改めて振り返る」
「ニューメディアのYouTubeで時事問題の報道に一石を投じ続けている中田敦彦さんをMCとしてお招きしたのも、そういう思いから」
つまり、YouTubeというニューメディアで支持された中田敦彦さんに期待されていたことは何だったのでしょうか?
地上波のオールドメディア「報道の日」」で、これまでにない意見を述べることだったのかもしれません。
では実際の評判はどうだったのでしょうか?
「報道の日」視聴者の中田敦彦への賛否
ではここから、「報道の日」のMC中田敦彦さんへの評判を見ていきましょう。
番組放送前の意見
番組放送前は、SNS上で、
「あっちゃんが出るなら見たい!」
という期待の声が多くありました。
その一方で、
「TBSが報道番組MCにデマ系YouTuber中田敦彦の起用を強行するなら、局とスポンサーに抗議が必要」
といった批判的な意見もありました。
中田敦彦さんの地上波への復帰は約1年ぶりでした。
ですから、賛否両論あるのはある意味で自然なことだったようにも思います。
番組放送後の賛否
番組放送が始まると、X上でも多くの意見が流れました。
最も多く見られたのは、情報の正確性に対する懸念の声です。
特に兵庫県知事選に関して、中田敦彦さんが「NHKから国民を守る党」の立花孝志さんの主張にのみ基づいていたことを批判する声がありました。
ヤバくない…今のタイミングで中田敦彦をキャスティングするのって…立花孝志の言説を元に選挙を歪ませてカネ稼いでいた人がキャスターって…つまり…「報道の日」ってカネのために中田敦彦を呼んじゃう日になるんでしょ?結論…反社会的カルト集団を肯定する番組になるってことじゃん…
SNSでは「デマを拡散させた人物」という厳しい指摘が相次いでいます。
また、中田敦彦さんは「報道の日」という冠番組にふさわしくないとの声も目立ちます。
TBSの報道機関としての信用失墜につながるという指摘や、「バラエティ番組に留めるべきだった」という意見も。
TBSが視聴率欲しさに安易なキャスティングをしたの批判も見られます。
中田敦彦さんが、テレビの報道の日とかででてるのを見て、やっぱり地上波はクソだなと改めて認識した
全体として、中田敦彦さんのMC起用に批判的な投稿が多いのが特徴でした。
YouTube大学で大人気の中田敦彦さんですが、Xではこのような批判を受けることになってしまいました。
中田敦彦の 『YouTube大学』はデマを流している?
実は中田敦彦さんの解説動画には、専門家から内容の正確性を疑問視する声が上がっています。
2020年に公開された「イスラム教を分かりやすく解説してみた」という動画についても批判があります。
イスラム思想研究者の飯山陽さんが「デマである」と指摘しているのです。
また、日韓関係を解説した動画では、たった1冊の文献のみを参考にした解説に、偏りがあるとの批判が集まりました。
特に物議を醸しているのが、2024年11月の兵庫県知事選に関する解説動画です。
中田敦彦さんは「NHKから国民を守る党」の立花孝志さんの主張に基づいて解説を展開しました。
これに対して視聴者からは、中立を装いながら立花孝志氏を支持しているだけ、との指摘を受けています。
このように、中田敦彦さんのYouTube大学は大変な人気であることもあり、批判の指摘がこれまで度々なされてきました。
ニューメディアもオールドメディア同様に、批判的に見る必要があるということでしょうか。
【まとめ】 問われる報道番組の起用判断
中田敦彦さんは地上波を去った後、YouTuberとして支持されました。
ですが、地上波復帰第一弾の報道番組「報道の日」のMCの役割をうまく果たせなかったのかもしれません。
オールドメディアとニューメディアの関係性はこれからまた複雑に進んでいくのでしょう。
とは言え、YouTube大学の支持のあつい中田敦彦さんですから、今後の新しい展開にも注目したいと思います。
*中田敦彦さんの弟さんFISH BOYについてはこちらの記事をご覧ください。