英単語は効率よく記憶したい、でもどの教材を勉強すればいいの?というあなた。研究者が分析して選んだ28000語の基本単語リスト(NGSL)から始めましょう。
この記事では無料でのリスト入手方法や、無料アプリ・本での学習方法をわかりやすく解説します。
英語をいろいろ学習しても、実は基礎単語がきちんと聞き取れてなかったり、意味を覚えていなかったりしていることがあります。NGSLを使って、基礎単語を定着させていきましょう。
ぜひ最後までお読みいただいて、いろいろお試ししてみてくださいね!
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NGSL(新基本英単語リスト)って?勉強法は?
ではまず、NGLSって何というところから解説します。
NGSL(新基本英単語リスト)とは?
NGSLとは、New General Service Listの略称。2013年に日本の大学で教える外国人教授がつくった英語リストです。
NGSLは、英語を読み、聞き、書く、話すために必要な最も基本的な単語2800語が厳選されています。
ですからこれをマスターすることで、より効果的に英語を学び、より速く英語のスキルをアップさせられます!
NGSLは次のようなカテゴリーに分けられています。
- 動詞
- 名詞
- 形容詞
- 副詞
- 数字
- その他(代名詞、前置詞、接続詞など)
ごくシンプルなアルファベット順のリストを見ると、例えばAから始まる英単語としてこちらのものがあがっています。
- a
- abandon
- ability
- able
- abortion
- about
- above
- abroad
- absence
- absolute
- absolutely
- abstract
- abuse
- academic
とても基本的ですが必須の単語ですね。
NGSLの勉強法
NGSLのリストは英語力を向上させるため、いろいろな英語学習教材やコースブックで使用されています。TOEICやTOEFLなどの英語能力試験にもとても役立ちます!
まずはリスト一覧(スプレッドシート)を入手しましょう。
入手方法はすぐあとで解説します。基本リストとTOEIC用リストの両方を説明しますね。
リストを見ればわかりますが、とてもシンプルです。
ですからただこれだけを自分で学習するのは難しいと感じるかもしれません。
NGSLを使ったアプリや本がありますので、それを使うことをおすすめします。
NGSL英単語スプレッドシートのダウンロード方法:TOEIC向けも
NGSL英単語一覧スプレッドシートのダウンロード方法
まずはNGSL2800語のリスト(スプレッドシード)のダウンロード方法を解説します。
まず公式ウェブサイトに行きましょう。
英語ばかりですが、上のWordlistsをクリックします。
一番上のNew General Service ListがNGSLですね。こちらをクリックします。
ページを下に少しスクロールするとリスト一覧が出てきます。
一番上のものがアルファベット順なのでシンプルなものになります。
5番目のものは、分かりやすい英語で定義も付けてくれているリストです。スプレッドシートになっています。こちらが使いやすいと思います。
例えば”accident”の定義として”sudden unplanned event causing damage, injury, etc.”とあって語彙。
TOEIC用の単語一覧(TSL)スプレッドシートのダウンロード方法
NGSLに加えて、TOEIC用の必須単語群も入手できます。
TOEIC用の単語群はTSL(TOEIC SERVICE LIST)と呼ばれ、1200語あります。
NGSLの2800語にさらにこのTSL1200語を上乗せすることで、150万のTOEICコーパス(言語データ集)の99%がカバーされます。
ダウンロード方法を説明しますね。途中までは先ほどのNGLSと同じです。
まず公式ウェブサイトに行きましょう。
英語ばかりですが、上のWordlistsをクリックします。
上から三番目のTOEIC Service Listをクリックします。
このような画面になります。少し下にスクロールしてください。
一番上のものがアルファベット順なのでシンプルなものになります。
5番目のものは、分かりやすい英語で定義も付けてくれているリストです。スプレッドシートになっています。こちらが使いやすいと思います。
もし英単語10000語を学習する意欲があれば、こちらの記事をご覧ください!
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NGSL英単語学習は初心者からTOEIC受験者まで
初心者や英語をやり直そうと思い始めた人にぴったりの教材です。
それこそaやtheから始まっていますので、知っている単語が以外に多くて、ちょっと安心できるかもしれません。忘れていた単語もどんどん取り戻していけます。
TOEIC受験者はTOEIC用の単語リストTSLがあるので、そちらがとても役にたちます。
NGSLとTSLをあわせて4000語ですから、これらは必ずおさえておきたいですね。 それからもちろん、日常会話を伸ばしたい人にもとても役に立ちます。知らない単語がないか、チェックしましょう。
TSLリストについては、後で詳しく解説します。
NGSL英単語学習のメリットとデメリット
メリットは効果がはっきりしていることですね。
研究者のデータ分析にもとづいて選ばれている英単語なので、信頼して記憶できます。
デメリットは工夫しないと覚えるのは単調すぎることですね。
子どもなら、一日3単語といった具合に単純に覚えていって、週末に親がテストしてもいいかもしれません。
でも大人はさすがにこれでは続かないのでは?そこでアプリや教本をご紹介しますので、自分にあったものを見つけましょう!
NGSL英単語学習用おすすめアプリ
NGSLを学べる無料アプリがありますのでご紹介しますね。いつでもどこでも音声付で学べるのでアプリはとてもおすすめです。
もし英単語アプリに関心があれば、こちらもご覧ください。
アプリ「NGSL Builder」 日本語版【無料】
アプリ「NGSL Builder」では、自分の知らない単語を選んでマイリストを作ることができます。これは時間がないときに効率的に学ぶのにありがたい機能です。
フラッシュカード機能もついているので、記憶定着のために便利です。
ただエンターテインメント性のないアプリなので、好みは分かれると思います。まじめに自分で計画的にコツコツ進められるならばおススメです!
アプリ「日常英単語」【無料】
アプリ「日常英単語」は使いやすいアプリです。クイズ形式で、復習機能もあります。暗記シート機能もついていて便利です。
しかもNGSLの簡易辞書もあり、意味や例文も書いてあります。
NGSL Builderよりも遊び感覚で勉強するのにちょうどよいと思います。
まず、開幕神チュートリアルから始まります。これは間違いなく、英単語学習アプリの中では世界一面白いチュートリアルです。本編の単語もめちゃくちゃたくさん登録されていて、各単語に例文がついていました。結構シンプルな英単語アプリではありますが、無料でできるのでこれで勉強するのもありだと思いました!
App Storeより
レビューでも絶賛の声がありましたのでご紹介します。無料なのでぜひお試しくださいね。
もしTOEIC対策に関心があるなら、Santaアルクというアプリもおすすめです。詳しくはこちらの記事もご覧ください。
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NGSL英単語学習ができるKindle本もある
NGSLを学べる本をご紹介しますね。どちらもKindle本なので、すぐ入手できます。
- 単問図書『1ページ1問ドリル 英文の9割が読める基本の2800英単語 NGSL準拠: 最も効率的な問題集』
塾の先生が考案した、1頁1問の問題集です。問題を解く感覚で覚えるのが好きな人はこちらがいいですね。
- 『1ページ1問ドリル 英単語 TOEIC対策 TSL準拠』
TOEIC用語集のTSLに準拠したバージョンです。あわせて学習できます。
- Sakura English School『日常英会話の92%をカバーするNGSL英単語2850語+フレーズ集』です。
NGSLに準拠した単語とその単語を使った会話フレーズを学ぶことができます。
英単語とフレーズはYouTubeに音声があるので、何度も繰り返し聞いて見て、定着させていきましょう。
アプリだけでなく書籍形式で学習するには、こちらのkindle本がよいと思います。
NGSL以外でも役に立つ単語リストBSL、TSL、NAWLがある
NGSLはジェネラルな単語リストですが、さらに特定の分野に特化された有益なリストがあります。
名称 | 語彙数 | 目的 |
---|---|---|
BSL (Business Service List) | 1,754語 | ビジネスコミュニケーションに頻繁に使用される語彙の習得 |
TSL (TOEIC Service List) | 1,200語 | TOEIC試験で頻繁に出題される語彙の習得 |
NAWL (New Academic Word List) | 964語 | 学術的なテキストに頻繁に現れる語彙の習得 |
それぞれについても解説します。NGSLの次をみすえて学習しましょう。
BSL(Business Service List)はビジネス英単語学習に
BSLは、ビジネス英語の習得に特化した単語リストです。
このリストは、ビジネスコミュニケーションに頻繁に使用される1,754の英単語を網羅しています。使用される場面は、会議、プレゼンテーション、レポート作成など幅広いです。
BSLは特にビジネス英語の習得を目指す学習者や、実際のビジネスシーンで使える語彙を強化したいと考えるプロフェッショナルにとって、非常に役立つリソースですね。
こちらが公式ページです。
TSL(TOEIC Service List)はTOEIC対策英単語学習に
TOEICの試験対策に特化した単語リストもあります。TSLは、TOEICで頻繁に出題される、およそ1200語の英単語をまとめたものです。
TOEICで高得点を目指すなら有用なツールになります。リーディングやリスニングのスキルを強化するのに使ってみましょう。
こちらから日本語訳もついた分かりやすいリストにアクセスできます。
TOEIC対策の英単語アプリに関心があれば、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
NAWL(New Academic Word List)は学術向けの単語一覧
NAWLは、学術的なテキストに頻繁に現れる964語をリスト化したもの。英語で学術的なリーディング・ライティングの能力を高めるために有益です。
このリストは、学術論文や論文を読む学生、または研究者にとって特に価値があります。
NAWLを使って単語を学ぶことで、学術的な文章をより理解しやすくなり、また自分自身で学術的な文章を書く能力を向上させることができます。
海外留学を考えている人がボキャブラリー力をアップさせるのに便利なリストです。
こちらから単語一覧を見ることができます。
【まとめ】NGSL英単語2800語をマスターすれば一安心
英語を第二言語として学習する者にとってNGSLは2800語の必須英単語群です。さらにTOEIC用のリスト(TSL)には1200語あります。英語ネイティブの研究者のデータに基づいて作られたリストですので信頼できます。
スプレッドシートは上に書いたように、ネット上で無料で入手できます。
でもこれをマスターするには工夫が必要ですが、 効果が確実な単語群なので、英語力の基盤固めにしっかりと学習しましたいですね。
大丈夫です。英語使ってどんな新しい自分になりますか?