初の女性棋士を目指した西山朋佳さんは、囲碁棋士の姉・西山静佳さんとともに注目を集める姉妹棋士です。
史上2人目となる女性の棋士編入試験に挑戦し、プロ棋士への道を歩んでいます。
この記事では、
西山朋佳の家族構成がすごい!姉もかわいい囲碁棋士で美人姉妹と評判【画像】
と題して、囲碁界で活躍する姉や両親のすばらしい教育方針に迫ります。
西山朋佳の家族構成【画像】
では西山朋佳さんの家族構成を見ていきましょう。
お父さん、お母さんとお姉さんがいます。
囲碁棋士の姉・西山静佳
1992年生まれの姉・西山静佳さんは関西棋院所属の囲碁棋士です。
小学4年生の時に家の階段で転んだことからピアノを諦めました。
その後、漫画「ヒカルの碁」をきっかけに囲碁の道へ進んだのです。
2014年にプロ入りを果たし、現在は二段として活躍しています。
棋風は「超攻撃派」と呼ばれ、攻撃的な囲碁を得意としています。
近年は攻守のバランスを重視した改造に取り組んでいます。
父の教育方針
父・西山俊章さん(68歳)は工業製品の販売会社で営業職として勤務し、定年後も働いています。
中学時代に友人と将棋を指していた経験から、朋佳さんに駒の並べ方を教えました。
俊章さんの特徴的な教育方針は以下の3点です:
- 結果にこだわらず、取り組む姿勢を重視
- 姉妹それぞれの個性を尊重
- 同じ習い事はさせない方針
子どもたちの成長を励ますため、静佳さんには昇級・昇段時に服をプレゼントし、朋佳さんには小鳥(ジュウシマツやキンカチョウ)をプレゼントするなど、それぞれの好みに合わせた褒美を用意しました。
創意工夫のあるすごいお父さんですね!
現在は、娘たちの対局結果は気になりますが、自然体で見守る姿勢を貫いています。
「一番大事なのは、ここまで支えてくださった周りの方々に感謝を忘れずにということ」と語っています。
趣味は妻の敦子さんとの旅行です。
母親のあたたかい支援
母・西山敦子さん(61歳)は教育大の音楽専攻出身のピアノ講師でした。
姉の静佳さんにピアノを教えていましたが、静佳さんの指の怪我を機に囲碁の道へと変わりました。
敦子さんは、異なる道場に通う姉妹の送り迎えを一手に引き受け、家族の支えとなりました。
静佳さんは大阪市福島区、朋佳さんは大阪・羽曳野市の道場に通っていたため、時間も場所も異なる送迎は大変だったと言います。
また、詰碁と詰将棋の教材など、姉妹それぞれの教材費も倍かかることから、家計の面でも大きな努力をされました。
子どもたちの意思を尊重する夫・俊章さんの教育方針を理解し、姉妹の夢を全面的にサポートしてきた敦子さんの存在は、二人の成長に大きな影響を与えました。
今後も姉妹の大きな支えになるのでしょうね。
西山朋佳のプロフィール
では西山朋佳さんの経歴を見ていきましょう。
将棋との出会い
1995年6月27日、大阪府大阪狭山市に生まれた西山朋佳さん。
5歳の頃から将棋教室に通い始め、父親の西山俊章さんの影響で将棋と出会います。
父親は勝敗にこだわらない教育方針で、姉妹それぞれの個性を大切にしながら育てました。
学歴と経歴
大阪学芸高等学校を卒業後、慶應義塾大学環境情報学部に進学し、後に中退しました。
奨励会では女性として2人目となる三段まで昇段を果たし、2021年4月に女流棋士に転向。
現在は白玲・女王・女流王将の三冠を保持しています。
獲得タイトルと棋風
女流棋士としては史上4位となる18期のタイトルを獲得。
特に女王位は7期連続獲得という快挙を達成し、永世女王の資格も手にしています。
2024年には女性初の棋士編入試験に挑戦し、注目を集めました。
振り飛車党として知られる西山朋佳さん。
特にゴキゲン中飛車と三間飛車を得意とし、終盤での粘り強さには定評があります。
観戦記者からは「女性とは思えない豪快な将棋を指す」と評価されています。
日付 | 棋戦 | 対戦相手 | 結果 | 意義 |
---|---|---|---|---|
2018年5月24日 | 第11期マイナビ女子オープン | 加藤桃子女王 | 3勝1敗で勝利 | 初タイトル獲得 |
2019年12月4日 | 第9期女流王座戦 | 里見香奈女流王座 | 3勝1敗で勝利 | 女流三冠達成 |
2021年10月16日 | 第1期白玲戦 | 渡部愛女流三段 | 4勝0敗で勝利 | 初代白玲獲得 |
2022年6月13日 | 第15期マイナビ女子オープン | 里見香奈女流四冠 | 3勝2敗で勝利 | 永世女王資格獲得 |
2024年9月10日 | 棋士編入試験第1局 | 高橋佑二郎四段 | 勝利 | 女性初の編入試験勝利 |
2025年1月22日 | 棋士編入試験最終局 | 柵木幹太四段 | 敗戦 | 2勝3敗で不合格 |
西山朋佳の今後!さらなる高みを目指して
西山朋佳さんは2025年に挑戦した女性初の棋士編入試験では惜しくも不合格となりました。
ですが大変に注目をあび、今後への期待が高まっています。
本人もさらなる挑戦への意欲を見せています。
姉の西山静佳さんとともに、それぞれの分野での活躍が期待されています。
父・西山俊章さんは
「囲碁にしろ将棋にしろ、ファンに魅力を伝え、納得いく棋士生活を送ってほしい」
と二人への思いを語っています。
互いに刺激し合いながら成長を続ける姉妹の今後から目が離せませんね。
*フジテレビのアナウンサー竹俣紅さんもかつて将棋で活躍しましたよね。こちらの記事もご覧ください。