英語圏以外の出身者の英語発音の聞き取りに苦労するけど、リスニング練習するにはどうすればいい?アラブ圏の報道局アルジャジーラ英語放送でリスニング力をみがけます。
この記事では学習方法やおススメ動画もご紹介します。
アラブの衛星放送「アルジャジーラ」って、聞いたことあるけど、いったいどこの国際放送局なの?と思ったりしますよね。
国際化の今、いろいろな国の出身者の英語に慣れていきましょう。アルジャジーラについてや学習法をわかりやすく解説しますね。
英語リスニングでつかうアルジャジーラ衛星放送って?
「アルジャジーラ」ってどういう意味?どこの放送局?と思いますよね。中東のアラブ国カタールの衛星放送局です。かんたんに解説しますね。
「アルジャジーラ」の意味は?
「アルジャジーラ」はAl Jazeeraと書きますが、もとはアラビア語です。
アルジャジーラのロゴはアラビア語です。このロゴが記憶にある人もいるのではないでしょうか。
「アルジャジーラ」は、「アル」が英語のthe、「ジャジーラ」が英語の「半島」を意味しています。
このような名前になったのは、中東で唯一の独立した報道ネットワークたらんとして誕生した経緯からだそうです。
モットーはThe Opinion and the Other Opinion(見解と他の見解)です。つまりいろいろな見解があることを認めていく、多角的にものごとを見るようにするということですね。
アルジャジーラでの英語リスニング学習は、西洋中心の世界観とちがったアラブの報道を英語で学ぶよい機会です。
アルジャジーラはカタールの衛星放送局
アルジャジーラは1996年に中東のカタール(首都ドーハ)で生まれた衛星放送局です。
ですのでアラビア語の報道がメインですが、英語チャンネル(アルジャジーラ・イングリッシュ)もとても充実しています。
アルジャジーラはカタール政府からの出資も得ていることを公に認めています。中東アラブ諸国では政府御用達の報道機関が多いです。
ですがアルジャジーラは独自性の強い報道をして異彩をはなち、国際的に注目されてきました。
独自の視点でテロリスト報道も
アルジャジーラが国際的に知られるようになったのは2001年の911(アメリカ同時多発テロ)事件の後でした。
オサマ・ビンラディンのメッセージを報道したりして、大きなインパクトを世界に与えました。そのためにテロリストを擁護する衛星放送局だと思われたりもしたようです。
今はスポーツチャンネルや子どもチャンネルもあり、高い評価を受けています。
話しているのはどんな人たち?
話している人たちも多様です。アラブ諸国出身者も多くて、発音が英語圏出身者とは異なります。ここがリスニングの勉強になるポイントです!
日本ではなかなか聞けない発音ですので、耳に慣らしていきましょう。
アルジャジーラのウェブサイトのコンテンツは?
アルジャジーラのコンテンツはやはり中東の報道に強い。でも世界全体をフォローしています。
かんたんに見ていきましょう。
中東のニュースが充実
コンテンツはこちらの画面のようになっています。
- ニュース(中東、アフリカ、アジア、米国&カナダ、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋)
- ウクライナ戦争(2023年2月時点)
- 特集
- 経済
- オピニオン
- 動画
- ライブ
ニュースのコンテンツは世界全体をカバー。でもさすがアラブやアフリカに強いですね。
日本語は?
日本語は残念ながらないようです。準備の計画はあったようですし、東京支局もあるので今後に期待したいですね。
こちらのウェブページから日本についての報道をまとめてみることができます。
ちなみにもし国外のウェブサイトを見るときにブロックされてしまうなら、いろんな国のIPアドレスが使えるVPNサービス【セカイVPN】がおすすめ。
シトリンも海外滞在中に日本のウェブサイトにアクセスする時や、日本で海外のセキュリティのきびしいウェブサイトにアクセスする時、これを必ず使っています!
アルジャジーラでのリスニング学習法は?
アルジャジーラのコンテンツをどう使ってリスニング学習するとよいのか、ヒントをお伝えします。
動画、オンラインとYouTubeでリスニング学習できます
ウェブサイトのVideo(動画)とLive(ライブ)、またはYouTubeにある動画を使います。
中東の報道が多いので、聞きなれない地名も多くでてきますね。
ですが使われている単語が比較的簡単なものなので、発音に慣れてくればリスニングしやすいと思います。
まずは日本に関連する報道を視聴すれば内容をつかみやすいです。
学習法のヒント~4ステップ
例えば次のような方法でリスニングのレッスンをしてはどうでしょうか。
- 字幕なしで5分間視聴(もちろん1分でも10分でもお好みで)
- 分からなかった箇所に注意をしながら字幕(英語)をつけてもう1回
- 知らない単語をチェック
- 字幕なしで5分間視聴
英語圏出身者と発音が違いますよね。
もちろん英語圏出身者の間にも出自によって違いはあります。ですがアラブ圏の発音はまた特徴があります。日本人には少し聞き取りやすいように思います。
リスニング学習おススメ動画
ではおススメ動画をご紹介しますね!
日本に関連するものだと、お寿司経営者がマグロを築地で買う経緯についての報道がありますね。
イラクの宗教指導者についての報道もあります。
エジプトで活動家が投獄され、反政府デモが起こったという報道です。
イーロン・マスクのTwitterに関する報道もあります。
中東の報道が多く充実していますが、その他の地域についても独自の視点でとりあげられています。特にアメリカについては詳しいです。アメリカと中東の関係を考える報道が多いです。
まとめ!アルジャジーラの非英語圏の英語も聞いてリスニング力アップ
英語圏出身者の英語のリスニングだけでもたいへん・・・ですが、世界で英語を使っているのはいろいろな出自の人たちですよね。
アラブの衛星放送局アルジャジーラのコンテンツをつかえば、アラブ出身者の比較的わかりやすい英語で興味深い報道を視聴できます。
英語リスニングができると世界が広がることを実感できて、また英語学習をがんばろう~とモチベーションもあがります。
英語ができるようになると、自分の世界が広がっていきます。
大丈夫です。英語をつかってどんな新しい自分になりたいですか?