「ディクテーション」は「聞き取った音声をそのまま書きとる」シンプルな学習法。
実はリスニング力アップにかなり効果的です。
「これ以上は聞き取れない!」まで何回も聞くことが大事。
この記事では、ディクテーションに特化した英語アプリ「ディクトレ」を詳しく紹介します。
英語ディクテーション用アプリ「ディクトレ」の主な機能と特徴
元々「ディクトレ」は「英語リスニング無料学習館」という、ディクテーションに特化した英語学習サイトがアプリになったものです。
アプリの前身となったこのサイトは68万人以上が利用しており、2023年8月時点での総問題数は645問も用意されています。
リスニングに自信をつける「ディクトレ」の ユニークな学習方法やツールとは?
アプリ版では、
- 短い英会話
- TOEICパート1形式
- TOEICパート2形式
が用意されています。
「短い英会話編」では、Aさん・Bさんの会話を何度も聞いて、それを空欄に打ち込む形になっています。
機能としては、0.5倍速・標準・1.5倍速があったり、1回再生orループ再生を選ぶこともできます。
問題の最後には、日本語訳・単語訳を確認できたり、解説も載っているのでかなり至れり尽くせりな印象です。
「TOEICパート」の方も基本的な作りは同じとなっています。
パート1形式では写真描写問題となっており、写真の内容に適した選択肢を選びます。
いわゆる質問を聞いて答えをチェックする、TOEICおなじみのマークシートのような感じです。
「ディクトレ」では、さらにそこからもう一つ掘り下げて、選択肢の英文をディクテーションする流れになっています。
普通でしたら、問題を解いてまたは解説を読んで終わり、となりがちですが、このディクトレは、選択肢までディクテーションします!
パート2形式も同じ流れで、選択問題を解いたあとに、設問文と応答文をディクテーションします。
両方とも英会話編と同じで、全てに答えや解説がついているので、このアプリ全ての問題を制覇したら、リスニングにかなり自信がつくのではないでしょうか?
「ディクトレ」のメリットは?:他のアプリと比較
「ディクトレ」はディクテーションに特化したアプリなので、英文法の細かい解説や、英単語の単語帳機能などはありません。
その代わりに、ディクテーションだけに集中できるような作りになっており、苦手な問題を保存できたり、完了した問題をもう一度リセットできる機能もあります。
また、答えをすぐに確認できるような作りにもなっているので、どうしてもここだけ聞き取れない!など、チェックしたいときにいいかもしれませんね。
ダウンロードはこちらからどうぞ!
「ディクトレ」を使用するメリットとデメリット
「ディクトレ」を使用するメリット
ではまずメリットからみていきましょう。
- 全て無料で使える
- 英会話編もあるので、基本的な英会話も身につく
- 英文が細かく区切ってあるので、自分でいちいち止めなくてよい
- 解説が丁寧なので、それだけで十分な価値がある
- アプリがシンプルな作りになっているので、ディクテーションに集中できる
完全無料ですが、広告動画を見ることで追加の問題を解放することができます。
「ディクテーションが気になるのでやってみたい!」という方には、まずこの「ディクトレ」をやってみてはどうでしょうか?
Google Playで★4.2、Apple Storeで★4.7で、良い評判です。
「ディクトレ」を使用するデメリット
とは言え、「ディクトレ」にもデメリットがあります。
- スマホでのタイピングになるので、どうしても打ちづらい
- シンプルな作りなので、ゲーム感覚で学習したい人には不向き
- 次の問題に移るとき、たまに全画面の広告が出てくる(学習の集中力が切れる)
- 自動添削ではないので、自分で確認しなければならない
シンプルな作りがゆえ、といったところだと思います。
英文の前後も特に繋がりはないので、ストーリー調の内容が好きな方にもあまり向かないかもしれません。
もくもくとディクテーションをする方に特化したアプリです。その分、きっちりトレーニングすれば効果が確実に出てくるつくりになっています。
ディクテーション用英語アプリ「ディクトレ」のウェブサイト版
「ディクトレ」にはウェブサイト版がありますが、アプリ版と何が違うのかなと気になりますね。解説します。
アプリ版とウェブサイト版の問題は同じ内容になります。
ただ機能の違いがあります。
- 最初から全ての問題が解放されている
- 広告が煩わしくない(そもそも見当たらない)
- 問題の重要単語・熟語をまとめた欄があり、そこから各辞書に飛べるリンクがある
- 各カテゴリや、全カテゴリ対象でランダムに解くことができる
- ウェブサイトを使って学習している人たちのコメントがある(利用者の質問やディクトレ編集部の回答など)
- キーボードでのタイピングが便利
このほかにも、YouTubeやTED、VOAニュースの各動画のディクテーションもあり、充実しています。
元々がこの「英語リスニング無料学習館」から始まったこともあり、アプリ版よりもさらに便利な内容となっているでしょう。
しかしながら両方とも問題の内容は同じなので、アプリもサイトも使うのも全然ありだと思います。
一番良い使い方は、状況で使い分けるパターンかもしれません。
まとめ!リスニング力を確実に向上させるアプリが「ディクトレ」
ディクテーション用アプリの「ディクトレ」をご紹介しました。
いかがでしたか?
リスニング力を確実にアップさせられる機能が十分に入っているアプリなのに無料なのは嬉しいですね。
移動中はアプリ、パソコンが使える時はウェブサイト版、という使い分けでさらに効果が高まりそうです。
リスニング力が向上してきたら、英会話や映画・ドラマをリラックスして楽しめるようになるので、英語学習が加速していきますよ!
もし、NHKの英語語学講座でディクテーションしてみたいなら、NHKの「ポケット語学」というアプリがおすすめです。
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