ディズニー「美女と野獣」の映画を見ましたか? 大好きな人も多いと思います。
映画の英語のセリフのままで理解できるといいですよね!
ディズニーの映画はきれいな英語を使っていますので、英語学習に最適です。
ステキなストーリーが英語学習のモチベーションをキープさせてくれること間違いなしです。
「美女と野獣」の英語のセリフをご紹介します。あなたの英語力アップに役立つと嬉しいです!
「美女と野獣」のストーリーと登場人物~ベルってどんな娘?
ディズニー映画「美女と野獣」の原作小説は?
「美女と野獣」はもともとはフランスの小説です。
1740年にヴィルヌーヴ夫人が『美女と野獣』を書きました。これが原作です。ただとても長くてあまり評判はよばなかったようです。
1576年にボーモン夫人がダイジェスト版を作成すると、大変に好評を得ます。今の「美女と野獣」はこちらのバージョンにもとづいています。
ボーモン夫人『美女と野獣』のストーリはこんな感じです!
ベルのパパは裕福な商人!
大変お金持ちの商人がいました。子どもは女の子6人、男の子6人。妻は一番下の女の子ベルを生んだ時に亡くなりました。
ですが火事や船が嵐が失われたため、商売は失敗。都会から田舎に引っ込むことになります。
姉たちは田舎を嫌がりますが、ベルは楽しみます。
船が無事だったとの知らせをうけて、お父さんは急ぎ港に向かいます。その時姉たちはいろいろなお土産をねだりますが、ベルはバラをお願いします。
結局お父さんは利益を得られませんでした。そして帰り道で迷い、野獣の城にたどりつきます。
ここでお父さんはベルの願いを思い出してバラを一輪つみます。それが野獣の怒りをかって牢屋に入れられてしまいました。
ベルと野獣
野獣はバラをほしがったベルを城に住まわせるように命令しました。
野獣はベルに求婚しますが、ベルは断り続けます。
ベルが不在のときに野獣は死の床に。ですがベルが結婚を約束すると、生き返って人間の姿に戻りました。
映画「美女と野獣」4つおススメ~ディズニーアニメや実写版
「美女と野獣」はディズニー映画のイメージが強いですが、原作にそった映画もつくられてきました。
これから4つおススメの作品をご紹介しますね!
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ジャン・コクトー監督「美女と野獣」(1948年)
白黒映画。古びた雰囲気が出ていて、これもまたステキです。
ジャン・コクトー監督とはフランスの芸術家。詩や小説も日本語に多く訳されています。
フランス語ですので英語の学習には使えませんが、原作の雰囲気にもっとも近いのだろうと思います。
ディズニーのアニメ映画「美女と野獣」(1991年)
有名なディズニーのアニメ映画ですね。
ミュージカル風のシーンがたくさんあって子どもも大人も楽しめます。
お父さんが発明家だったり、恋のライバルのガストンが登場したりとストーリーにめりはりがあります。
ただ高慢ちきなお姉さんたちは登場せず、ベルはお父さんと2人で暮らしていますね。
仏独合作の実写版映画「美女と野獣」(2014年)
フランスとドイツの合作でも「美女と野獣」が制作されています。
この映画のポイントは、野獣がどうしてあのような怖ろしい姿になったのかをベルが探っていくというストーリー。
「美女と野獣」はもともとフランス文学ですし、こちらの映画が原作に近いものです。
ディズニーの実写版映画「美女と野獣」(2017年)
そしてディズニーの実写版映画が作られました!
ベル役のエマ・ワトソン
ベル役で、容姿もキャラクターもはまり役でしたね! 歌もうまかったです。
パリ生まれ、イギリスのオックスフォード育ちのイギリス人。この映画のイメージにぴったりです。
ハリーポッターのハーマイオニー役がよく知られていますが、ベルと共通点もありますね。
どちらも意志がはっきりしていて、読書家な才色兼備です!
エマ・ワトソン自身もそのような才色兼備な人のようです。
野獣役のダン・スティーヴンス
野獣役をつとめたダン・スティーヴンス。青い目がすてきでしたよね。
ロンドン出身で、ケンブリッジ大学卒!こちらも「才色兼備」ですね~。
イギリス貴族の時代劇ドラマ「ダウントン・アビー」にも出演。
グランサム伯爵の遠縁で相続人のマシュー・クローリー役でした。弁護士かつ陸軍大尉で大金持ちの相続人という役回りです
ルミエール役のユアン・マクレガー
ロウソクのルミエール役でした。スコットランド出身のイギリス人。
映画「スターウォーズ」(エピソード1-3)のオビ=ワン・ケノービ役でも知られています。
さらにディズニープラスで、スピンオフ「オビ=ワン・ケノービ」が配信されるのでファンの人たちは嬉しいですね!
この役のイメージが強かったので、「美女と野獣」のロウソク役ではもったいないのではと思いました。でも好演して評判もよいものでした。
ディズニー映画の英語のセリフをご紹介!ベルと野獣の出会いのシーン
ディズニー映画のセリフの英語は、とても丁寧で上品です。ここから英語力アップをはかりましょう!
ベルと野獣が初めて出会うシーンでは仮定法(「もし・・・したら、・・・してくれる?」)が効果的に使われています!
ベルは大好きなお父さんを助けるために必死です。
ここからはアニメ映画のセリフをご紹介しますが、実写版映画もほぼ同じです。
映画「美女と野獣」のセリフ「あなたは誰?」
ベルは野獣の城に囚われたお父さんを助けに行きます。牢屋に閉じ込められたお父さんを見つけたベル。
お父さんは自分を置いてすぐに帰りなさいとベルに言いますが、ベルは断ります。
そこに野獣が現われます!
ベル「そこにいるのは誰?あなたは誰?(Who’s there? Who are you?)」
野獣「この城の主人だ(The master of this castle)」
ベルのセリフ「私を身代わりにして」
ベルはお父さんの具合が悪いので外に出してほしいと懇願します。ですが、野獣は聞き入れません。
ベル「でも死んでしまうわ。お願い、私が何でもするから(But he could die. Please, I’ll do anything)」
でも野獣は認めません。
ベル「・・・私を身代わりにして(Take me instead)」
お父さんはそんなことはダメだと言います。でもベルの意志は固いものでした。
ベル「もし私がそうしたら、父を出してくれるわね?(If I did, would you let him go?)」
野獣「ああ。だが…お前はここに永遠にいると約束するなら(Yes. But… you must promise to stay here forever)」
ベルのセリフ「約束します」
ベルは野獣の恐ろしい姿を初めて明るい場所で見ます。そしてこう言い切ります。
ベル「約束します(You have my word)」
野獣「よし(Done)」
“You have my word“は”I promise”と同じ意味です。
ベルの心は恐怖でいっぱいですが、意志の強さでお父さんを助けたのですね。本当に強い女性です!
まとめ!さらにディズニーで英語を学ぶには
「美女と野獣」の原作とディズニーは少し設定が違います。お父さんは商人から発明家になったりしていました。
ディズニーのアニメ映画でも実写版映画でも、英語のセリフがとてもきれいなものでした。英語学習に役立ちます。
もし、ディズニーのアニメ映画を英語学習用の特別な字幕つきで見たいならば、良いアプリ「ディズニーファンタスピーク」があります。こちらの記事で解説していますので、よろしければどうぞご覧くださいね。
ディズニー好きということは、英語学習の大きなモチベーションをもっていることになりますよ!