ディズニー映画好きですか?ならば、英語の教材にしてしまいましょう!
ディズニー映画はきれいな英語を使っているので、日々の学習にちょうど良いです。
「眠れる森の美女」はロマンチックなストーリーで、何度か映画化されてきました。アニメだけでなく、ハリウッド実写版「マレフィセント」も魅力的です。
ディズニー映画「眠れる森の美女」と「マレフィセント」の英語セリフを実際に読みながら、英語学習してみましょう!
「眠れる森の美女」のストーリーは?
原作は?ドイツのグリム童話集にも
原作はヨーロッパの民話です。
ドイツの『グリム童話集』には「いばら姫」というタイトルで収録されています。
姫が眠りに落ちたあと、お城がいばらでおおわれてしまったからです。
グリム童話には「白雪姫」も含まれていますね。
フランスの『ペロー童話集』にも「眠れる森の美女」が収録されています。ペローはルイ14世に仕えたのだそうですよ。
フランスのユッセ城がモデル
お城のモデルは実際にあります。フランスのユッセ城です。
ステキすぎますね~。オーロラ姫が住んでいて、魔女マレフィセントがやってきそうなお城です。
中の様子はこんな感じだそうです。行ってみたいですよね!
ストーリーと登場人物:オーロラ姫や魔女、妖精、王子
もともとが民話なのでストーリーのバージョンがいくつもあります。
ディズニーのアニメ映画のストーリーをご紹介します!
ある王国にオーロラ姫という美しい娘が生まれました。
国中の人々がお祝いしましたが、魔女マレフィセントは「16歳の誕生日の日没までに糸車で指を刺して死ぬ」という恐ろしい呪いをオーロラ姫にかけます。
そこで3人の妖精メリーウェザーとフォーナ、フローラが姫を守り育てることになります。姫は農家の娘として「ブライア・ローズ」という名前で育てられます。
姫は森でステキな男性と出会い、お互いに恋に落ちます。相手が誰なのかは分からないままでした。
姫は16歳さいの誕生日たんじょうびに糸車いとぐるまで指ゆびを刺さし、長ながい眠ねむりについてしまうのでした。
ですが王子さまが現れます。それは森で会った青年でした。フィリップ王子はマレフィセントを倒し、オーロラ姫にキスをすると、姫は目を覚ましました。
そして2人は幸せに暮らしたのです。
「眠れる森の美女」おススメ映画3つ~ディズニーアニメや実写版
「眠れる森の美女」を映画化したものを3つおススメしますね。
どれもそれぞれに魅力があります!
「眠れる森の美女」(1959年)
とっても有名なディズニーのアニメ映画ですね。
オーロラ姫がとても優雅で美しく描かれていて、憧れますね!
ストーリーは先ほどご紹介した通りで大人も子どもも楽しめます。
「眠れる森の美女」(ドイツ、2008年)
ドイツで制作されました。
グリム童話のストーリーに近いですが、オーロラ姫が活発、王子が発明オタクという現代的な設定になっています。
映像も美しく、ヨーロッパ的な「眠れる森の美女」を堪能できます。
「マレフィセント」(2014年)
ディズニーのアニメ映画をもとにリメイクされた実写版です。
マレフィセントの視点から描かれていて、人間の国と妖精の国の対立が背景にあります。
この対立の結果、オーロラ姫がマレフィセントの呪いにかけられるというストーリーです。
マレフィセントを演じているのがアンジェリーナ・ジョリー。はまり役すぎてびっくりしました!
実はアンジェリーナ・ジョリーの娘さんがオーロラ姫の幼少期を演じていて、それも話題でしたね。
オーロラ姫役やエル・ファニング。本当にお姫様のような女優さんで、こちらもぴったりでした。
原作とストーリーが違っていて驚いたのは、マレフィセントの設定です。マレフィセントは意地悪な魔女ではなく、情け深い魔女として描かれています。しかもオーロラ姫とも母子のような絆をもつようになります。
続いて「マレフィセント2」(2019年)も制作されました。オーロラ姫と王子さまの結婚というストーリーは、ここで完結します。
この映画ではオーロラ姫と王子の絆よりもオーロラ姫と魔女マレフィセントの絆の方がじっくりと描かれています。
映画のステキな英語セリフを勉強
ディズニーアニメ版「眠れる森の美女」
オーロラ姫がお城に戻って結婚式を挙げることに。でもそのお相手の王子が自分の本当に好きな人だとは知らず、オーロラ姫は沈み込んでいました。
そんなとき、マレフィセントがオーロラ姫を魔法で糸車のある部屋に誘い込みます。
オーロラ姫を守り育ててきた3人の魔法使いはそれに気づいて止めようとします。
3人の妖精:「何もさわってはだめよ(Do not tough anything)」
ですがオーロラ姫はマレフィセントの声を聞きます。
マレフィセント:「糸車の先に触れるのだ。触れなさい、ほら(Touch the spindle. Touch it, I say!) 」
マレフィセントは”I say!”と最後に言っています。これは「ちょっと」「おい」といった意味の言葉です。注意をひくために使われます。映画の字幕では訳されないことが多いですね。
オーロラ姫は糸車に触れ、倒れてしまいます。
マレフィセント:「哀れな愚か者たちめ(You poor, simple fools)、勝てると思ったのか(thinking you would defeat me)。悪の女王であるこの私に(Me, the mistress of all evil)!」
マレフィセントは得意げに消え去っていき、オーロラ姫は長い眠りにつきました。
ディズニー実写版「マレフィセント」
実写版でも、オーロラ姫がマレフィセントによって糸車の呪いにかけられています。ですが事情がちょっと違います。
マレフィセントはオーロラ姫と心が通い合うようになったので、この呪いを自ら解こうとします。でもあまりに呪いが強すぎてできなかったのです。
マレフィセントは糸車に触ろうとするオーロラ姫を止めようと、馬に乗ってお城に急ぎます。
ですが呪いに誘われてオーロラ姫はお城の地下へ行き、糸車の先に触れ、倒れて眠りにつきます。
マレフィセントはオーロラ姫が倒れたことを察知して、言います。
マレフィセント:「遅かった(It’s done)」
マレフィセントのセリフ、”It’s done”は「終わった」といった意味ですね。映画の字幕では文脈から「遅かった」と訳されていました。
まとめ|ディズニーアニメ映画で英語学習
「眠れる森の美女」の原作はドイツやフランスの童話でした。
そのストーリーはアレンジされて現代によみがえり、いくつも映画になっています。
なかでもディズニーのアニメと実写版は親子での英語学習にちょうどよくて、きれいで役に立つセリフがたくさんあります。
もし、ディズニーのアニメ映画を英語学習用の特別な字幕つきで見たいならば、良いアプリがあります。こちらの記事で解説していますので、よろしければどうぞご覧くださいね。
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ディズニー好きということは、英語学習の大きなモチベーションをもっていることになりますよ!